趣味がない。

雑談。

本の詩集の下半分

谷川俊太郎の詩集を読んでいる。詩の一行は短く下半分は主に空っぽだ。こんなにスペースがあるのだから二段組にしたらと思ったが、詩集らしさが消えてしまう。

詩集に必要なのは空白だ。スッと息を吐いて味わうためのスキマなのだ。紙面のムダがぎゅうぎゅう詰めの毎日に必要なのだ。

電子版の詩集だとスキマが少なくて、味わいが変わるのかななんて考えながら、電車に揺られて家に帰る。

おもちゃ売り場での親の作法

休日のおもちゃ売り場は戦場だ。色んな子供たちと親がおもちゃのサンプルを奪い合う仁義なき闘い。くたびれた表情でスマホを覗き込む親が多いが、最低限これは気をつけようと思ってることを列挙する。

目を離さない

ヨチヨチならともかく、2歳超えたあたりから行動範囲、スピードとも格段に向上する。売り場が見渡せるスペースがあればよいが、棚がたくさん並んでるとすぐ視認できなくなるので要注意。あと子供の格好を覚えてないことが多いので出かける時に玄関で一枚写真撮っておくと、迷子のとき役立つようだ。

あまり近づきすぎない

売り場は社会性を身につけるよい機会。幼稚園学校以外の子どもとどう接することができるか確認できる。親が30センチ以内にいると、困ったときすぐ親の顔を見てなんとかして!みたいになるが少し離れていれば、自分でなんとかしてみるか、と考えるはず。何しろ遊びたいのだ。自発的な問題解決の第一歩と思って、少し離れよう。

子ども間への介入は最低限

上と重複するが、おもちゃの取り合いに発展しても、暴力や怪我に繋がらなそうなら、介入はなるべく避けたい。あまりに我が子が独り占めにはしる場合は、順番、譲り合い、ほかのおもちゃへの誘導、お菓子休憩などで切り替えさせる。

定期的な水分補給とトイレチェック

子どもは夢中になると水も飲まないしトイレも行かない。これからの季節、脱水も気になるので水は飲ませよう。あと売り場で漏らされると親の精神にクリティカルヒットするのでトイレも適宜連れて行く。渋る場合は本屋に行ってまた戻ってこようとか行って目先を変えつつトイレに寄るなどもよいかと。

できれば親も楽しむ

嫌々付き合ってるとツラい。10分が1時間に感じたりする。なので自分の知らないタイプのおもちゃ(知育、パズル系は大人も楽しいことが多い)で遊んでみよう。スマホはいつでも触れるが、おもちゃで子どもと遊べる時間は実はそうたくさんはないのだ。

歌手でもないのに、のどぬーるスプレー

歌手のコマネザワくんでもないのに、最初のどぬーるスプレーをスキあらばシュッシュッしている。

ちょっとのどが痛い、熱っぽい、これから30分しゃべる、気分転換、シュッシュッシュッ。

今シーズン本格的な風邪をひいていないのはそのおかげかはわからないが、いい感じがする。

人前で話す機会がたくさんある人は、のど飴派の人も多かろう。ただ飴は舐めながら話すわけにはいかないので、五分十分の休憩でシュッとできるスプレーはとても重宝する。飲み物は飲み過ぎるとトイレリスクが高まるので適宜併用て感じ。

手洗いうがいのどぬーるスプレー、これでゴールデンウィークくらいまで何も体調を崩さぬ完全勝利を目指したい。

冷水シャワーで交代浴

サウナ愛好家では、サウナで暖まったあと水風呂に入って神経を整える「交代浴」はよく知られたワザだ。自分の家の風呂に入ってもすぐ身体が冷えちゃう…という人には、水風呂をシャワーでまかなう方法をオススメしたい。

やり方は簡単。お風呂で十分に暖まってから、ポカポカさせたい部分だけ、冷水シャワーを十秒〜二十秒あてて「もうムリ!」という段階でまた風呂に飛びこむだけ。

冷えた部分が最初チリチリと痛むが、体内で「うおーココ冷えてるから血液集まれー!」みたいな現象が起きる。

風呂を出た後も数十分はポカポカタイムなので、ストレッチでトドメをさしたりする。

足が冷えやすい人は、膝から下にシャワー、肩や首が凝ってる人は首肩にシャワー(前かがみで浴びると全身に冷水を喰らわなくてすむ)など使いわける。

心臓が弱い、体調が悪いときはやめましょう。最初は手先足先からやるなど気をつけるなど。

球技経験と自動車運転センスの関係

自動車を運転するときには、複数の物や人に注意を払わなくてはいけないことが多い。この動作が得意な人と苦手な人で運転の上手い下手、苦手意識の有無がけっこう決まるんではと思っている。

ところで球技、特にチームで行うものについては複数の物の認識が欠かせない。サッカーやバスケをイメージしてもらいたい。自分がボールを持っていれば、目の前のディフェンス、味方チームメイト、チームメイトについているディフェンスと見ないといけないし、自分がボールを持っていなければ、それにボールが加わる。

次々と移り変わる状況に対して適切に動けないと、ゲームに負けてしまう。自動車でいえば事故かそれに至るヒヤリハットになる。

東京五輪でスリーオンスリー(バスケ)が種目になったり、フットサルも初心者向けの集まりもあるので、運転ちょっと怖いな苦手だな、という人は球技、いいかもしれません。

僕は本のカバーをかけない。

丸善に行って本を3冊買った。エッセイ2冊に詩集が1冊。

「カバーをおかけしますか」「結構です」

僕は本を買うときカバーをかけない。カバーをかけるのは、きっと本を汚したくないかタイトルを他人に見られたくない人だろう。

本は心のビタミンで、食べたら排泄するのと同じように、捨てる売る忘れるのいずれかの道をたどる。汚れてもいっこうにかまわない。

本は主に電車で読むが、タイトルはむしろ他人に見られてもいいと思っている。誰かの好奇心やインスピレーションにつながって、世の中が少し良くなるかもなんて考えている。

誰かのスマホが目に入り、罵詈雑言を読んでしまったときよりずっといい。

 

自選 谷川俊太郎詩集 (岩波文庫)

自選 谷川俊太郎詩集 (岩波文庫)

 

 

 

直感力 (PHP新書)

直感力 (PHP新書)

 

 

 

代筆屋 (幻冬舎文庫)

代筆屋 (幻冬舎文庫)

 

 

 

車内広告のブラックアウトと危機感

ほんの30秒ほどだったろうか。ある都内の私鉄に乗っているときに、車内広告のビジョンが真っ暗になった。他の照明や運転状況は何も変わらず、車掌のアナウンスもそのまま。すっぽりとそこだけ機能を停止して、誰も気にしていないようだ。

ディザスタームービーやゾンビものならこれが予兆で、色々わーわーと展開するのだろうけど、現実は何も起こらなかったように沿線のレストラン紹介の映像が再開された。

本当は小さなトラブルが何か起こったのだろうけど、それを見過ごすといつかオオゴトにつながるやもしれない。自分の仕事や家族との関係などシグナルが出てないか今一度気をつけてみよう、なんて考えながらオフィスに向かうのであった。