人ごみを横切るときのコツ
スクランブル交差点や、混み合う駅の構内などを突っ切るときは、人にぶつからないよう気を使うのでとても疲れる。真正面からきた相手と同じ方向に避けあって、気まずい想いをするのも嫌だ。
そんなときは、同じ方向に向かうブロッカーについていくことをオススメする。筋肉の塊同士がぶつかり合うアメフトでは、ボールを持って走るプレイヤーを先導しつつ、タックルしてくる敵をブロックして走路を切り開くリードブロックというプレーがある。
このように人ごみを物ともせず、突っ切れる勇敢な人(ブロッカー)のあとをスネ夫よろしくついていくと、ストレスなく人ごみを切り抜けることが可能だ。あまりブロッカーに近づきすぎると、ふいに立ち止まられたときに、オカマを掘ってしまうのでご注意を。
冬の空気の匂いについて
冬の空気の匂いが好きだ。
よどんだ空気の電車を降りて、駅の改札をでて、風邪予防のマスクをとれば、新鮮な冷たい空気を味わえる。鼻から息を吸い込めば、空気の冷たさが、おでこや後頭部の温度を少しだけ下げて、すっきりさせる効果がある。
夏は暑く湿っぽい空気だし、春は冬の名残で秋は冬の予感でしかないので、冬の空気がやはり一番いい。
冬の空気の匂いで思い起こされるのは、どの記憶だろうか。友人と行った弾丸スノボツアーのゲレンデだろうか。あの子と見た丸の内の淡く優しい色のイルミネーションだろうか。1人見上げた控えめに光るオリオン座だろうか。
とかく冬は長いようだが、いい匂いを感じられる時期は限られるため、気づいたら胸いっぱい空気を吸い込むことをお勧めする。
「頑張る」という言葉が嫌いだ
頑なに張りつめることのリスク
誰かに「頑張れ」ということは、「(自分から見て)君はフニャフニャと力が入っていないから、もっとカッチカチに力こめてやれ」の言い換えのケースがままある。身も心もカッチカチに張りつめると、一時的にパフォーマンスが向上するものの、長期的には心身のケガにつながるリスクが高い。再起不能になったときに「頑張れ」と言った本人は責任なんてとらない。
柔よく剛を制すところをあまり見ない
頑張って成功したもの(剛のもの、マッチョ)は常に世に憚っている。体育会系がゴリゴリ物事を進め、ハードワークしまくったカリスマ経営者の成功譚の本がたくさん売れ、ジャイアンは今日ものび太に歌を聴かせる。しなやかに、摩擦しないように飄々と自分のペースで生きている人は、あまり表にでることはないのでいつだって少数派だ。もしそういう生き方で表にでてきている人は、違うタイプのマッチョなだけだ。
自分にできるのは人の話をただ聞くことだけ
何か相談をうけたり、不甲斐ない結果を渡されても、決して「もっと頑張れ」なんて言わないようにしている。アドバイス、説教、おせっかいの言葉をグッと飲み込んで、その人をなるべく肯定してあげるのが、アンチ「頑張れ」族の活動のひとつだ。
小心者はトイレの個室でストレッチ
座り仕事を日々している皆様お疲れ様。ネットでいろんなストレッチのやり方を見つけても、自席やオフィスの片隅で堂々とストレッチするのって気恥ずかしい。
そうだ、トイレの個室でストレッチしよう。
人目をはばからず、存分に伸ばせる
若干スペースが狭いながらも、思う存分伸ばしたいとこをを伸ばせるのは魅力。深呼吸すると臭いのはご愛嬌。ズボンからシャツがベロンとでても、気にしないでよい。
肩を伸ばそう
- 両手を壁か、便器奥の棚につく。
- 尻を突き出し、顔を下に向け、胸を地面側に近づけるように肩と背中を伸ばそう。
参考ページ↓
脇を伸ばそう
- 立つか座るかどちらでも。背筋を伸ばす
- 両手を頭の後ろに組む
- そのまま天井に向かって手を伸ばす。手のひらは合わせて指をピンと伸ばす
- カラダが前後にねじれないようにして、左右いずれかに倒す。脇がすごい伸びる
鼻から深い呼吸をするのがストレッチでは効果的だが、場所的に口呼吸でセーフとする。
腰を捻ろう
- 便器に座る。背筋を伸ばす
- 背骨が尻から首までまんべんなくまわっていくイメージで、後ろを向きながらねじる。
- 壁や後ろの棚を活用すると固い人もけっこうねじれる
あまり長時間やるとドアの外で、般若みたいな表情の人が待ってるかもしれないので気をつけよう。
それではよいストレッチライフを!
旅を確認作業にしないための3つの方法
年末年始、あるいは卒業シーズンに旅行に出かける人は多いと思うが、旅をもう少し楽しむための話をしたい。
旅は確認作業になりがち
行く場所を決めて、交通手段を確保し、ガイドブックを読んで、いざ出発。主にやることといえば、
- 調べた店でおいしいものを食べる
- チェックした観光スポットをぐるぐるまわる
- ホテル・旅館でのんびりする
- 予約した体験・アクティビティをがんばる などなど。
これらは基本的に「事前に満足できると思うイベントで、どれだけ自分が満足できるか」を確認する作業に陥りがちだ。せっかく海外に行くのだからと、たくさん現地の風景の載った雑誌やドキュメンタリー、映画などを事前にチェックした結果、「ああ、ここはアレね。」と既視感満載になったり、ガイドブックのスポットをたくさんまわろうとして、その雰囲気や味がよく分からないまま一日が終わったりすることを指す。
そんな状態にハマらないような方法を3つほど上げてみよう。
映像・写真情報に触れすぎない
極端に言うと世界の絶景DVDを見まくったあとに、ウユニ塩湖とかに行かない、ということ。行き先を決めるために雑誌や紀行ものを見るのは仕方ないが、行き先が確定したあとは極力文字情報に集中し、想像力を高めてワクワクしてみること。
歴史やエピソード、逸話に触れる
例えば神社仏閣を訪れて、その場に説明書きがあって読んだとしても、「ふーん、そうなんだ」で終わることが多いだろう。これを事前に調べたり読んだりすることで、「へーここであんなことがあったのかーしみじみ」と、より深くその場を堪能できる。
- その場でしか得られない情報(五感を刺激する情景、雰囲気)
- その場にまつわる付随情報(歴史、逸話、背景)
の二つを同時にインプットして、すぐ心が納得できるほど人間は賢くない(その場に1時間くらい滞在できれば、話は違ってくるかもしれないが、とにかく観光は時間がない)
2の付随情報を事前にインプットしておくことで、短時間で自分の心にヒットしやすくなるだろう。
情報収集を現地でしてみる
ガイドブックにのっていない隠れスポットは現地人に聞くこと。駅前には観光案内所があるところも多いはず。海外などで言葉に自信がない場合は、地元客で賑わってる店に、思いきってとびこんでみるのも手の一つ。予定を詰め込み過ぎなければ、予定外の寄り道にも対応できるだろう。余談だが、自分がデンマークを旅した際に、なかなかおいしいご飯にありつけず、地元客で賑わうタイ料理屋がマジウマだったのを思い出す。
ともあれ皆様良い旅を。
プレゼント買うために女性コーナーに入るのに勇気がいる
女性ものの専門店にはまず入れない
百貨店やモールの大半の店は女性ものの店だが、オッさんがふらりとはいるにはとても勇気がいる。店内は妙に明るいし、店員は煌びやかでオシャレ。これで俺がジローラモみたいな小洒落たオヤジならよいのだけど、くたびれたスーツに5年は買い替えてないコートを着ているのだ。ムリゲー。
男女両方ある店も見えないバリアーが
男女両方のコーナーが設けられているところが必然ターゲットとなる。
- ビームス
- ユナイテッドアローズ グリーンレーベルリラクシング
- ジャーナルスタンダード
とか。
それでも、明確に男女コーナーが分かれているので女コーナーにはとても入りづらい。平日夕方で人もまばらで店員の視線を浴びるのは、なんだか辛い。
ヒットアンドアウェイ作戦
そんなときはヒットアンドアウェイに限る。アクセサリー、手袋マフラーなどの小物がある場所は店内で限られているので、足早にそのコーナーに近寄り、好みのものがあるか五秒前くらいで見極め、なかったら立ち去る。店員に「(もしかして)プレゼントお探しですかー‥」などと声をかけられるスキを与えてはいけない。
誰かソリューション考えて
こういう風にプレゼント選びのときに、入店レベルで心理的にブロックされて彷徨う男子ってけっこう多いのでは、と思った。
- ネットで買えば? → やっぱり見て選びたいなあ
- 男女のコーナーをもっとごたまぜにしてみたら? → いいかもしれないけど、普段の自分用の買い物のときにやりづらい
- クリスマスやシーズンのときだけ、プレゼントコーナーを店先にワゴン的にだしたら? → ちょっとよさそう。でも彼女からしてみたら、あのワゴンから買ったのね‥とか思っちゃうかなあ
結局、よい小物を買えたのでよしとしよう。