趣味がない。

雑談。

東京の月明かりでも影はできる

新年始まってから朝少しだけ走っている。5時半スタート6時ゴールの5キロ弱。今の時期、日の出よりもかなり早いので、ほぼ真っ暗である。
何年か前に買った黒いジャージの上下と軍手、LEDライトといういでたちで今朝も家をでた。
しばらく走って、いつもの河川敷にさしかかる。街灯もないのでだいぶん暗い。日の出の時間にさしかかれば、素敵な空のグラデーションを見られるのに。ただ今日はLEDライト以外に自分の影をつくる輩がいた。
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月だ。ほぼ満月で煌々と光る月が、予想外にくっきりと河川敷に影を作っている。月明かりで影ができるのを見たのは、大学生の貧乏旅行で長野・上高地近くの山中で車中泊したときと、ハワイ・カウアイ島でドライブしたときだけだ。
都内にもそんな瞬間が訪れるのだ、という喜びだけで気だるい金曜日をやり過ごせそうな予感。

負けないことの強さ

負けない投資という話があったので、負けないことが、強いあるいは大事であるということについて書く。

成功者は失敗するが、負けてなかった

成功した起業家の本をパラパラめくると、たいてい苦労談やピンチがあり、それを乗り越えて糧にして大きく成功したという記載がある。生き残るスキル体力運などの要因はあるにせよ、彼らは失敗しても決して「負けなかった」のではないか。周囲から見てどう見ても「負け」なのに、「失敗」なだけで「まだ負けてない」とあきらめなかった。負けを認めたらそこで気持ちも折れて、手も打てずに敗戦処理に入るところを、いつか必ず自分が勝つと根拠なく盲信できた奴が生き残ったんじゃないか。
負けないで もう少し 最後まで走り抜けて
負けないこと 投げ出さないこと 逃げ出さないこと 信じ抜くこと ダメになりそうなとき それが一番大事

消極的な負けない生き方も賛美したい

普通に大学に行って、就職して、粛々とそこそこ働いて、心も身体も壊さぬようにやり過ごす。そんな「平凡でツマラナイ」生き方も負けない戦略としては大いにアリだと思う。ある層に根強い「成功するべし、金持ちになるべし」という同調圧力にはたいへん辟易しておるので、勝つ気がないのではなく、負けない戦略をとっているのだよと心に留めることで、いらぬ心のザワザワをおさえることにしている。

柱を蹴った男

ある混み合った地下鉄の乗り換え駅のこと。乗り換えるホームに向かうと、その男が歩いていた。くたびれた黒いパンツにユニクロの薄いダウンをまとい、フリースのネットウォーマーからは調節用ゴム紐が飛び出している。
ガン。
ホームの階段に向かうルート上にある太い柱を男が蹴った。おそらく蹴ってしまった。なぜなら
「おお、悪かった」
とばかりに、柱を軽くなでてからホームに向かったのである。きっと悪くない男なのだろうなと、勝手に決めつけいつもの号車の列に並んだ。

人ごみを横切るときのコツ

スクランブル交差点や、混み合う駅の構内などを突っ切るときは、人にぶつからないよう気を使うのでとても疲れる。真正面からきた相手と同じ方向に避けあって、気まずい想いをするのも嫌だ。
そんなときは、同じ方向に向かうブロッカーについていくことをオススメする。筋肉の塊同士がぶつかり合うアメフトでは、ボールを持って走るプレイヤーを先導しつつ、タックルしてくる敵をブロックして走路を切り開くリードブロックというプレーがある。

このように人ごみを物ともせず、突っ切れる勇敢な人(ブロッカー)のあとをスネ夫よろしくついていくと、ストレスなく人ごみを切り抜けることが可能だ。あまりブロッカーに近づきすぎると、ふいに立ち止まられたときに、オカマを掘ってしまうのでご注意を。

冬の空気の匂いについて

冬の空気の匂いが好きだ。
よどんだ空気の電車を降りて、駅の改札をでて、風邪予防のマスクをとれば、新鮮な冷たい空気を味わえる。鼻から息を吸い込めば、空気の冷たさが、おでこや後頭部の温度を少しだけ下げて、すっきりさせる効果がある。
夏は暑く湿っぽい空気だし、春は冬の名残で秋は冬の予感でしかないので、冬の空気がやはり一番いい。
冬の空気の匂いで思い起こされるのは、どの記憶だろうか。友人と行った弾丸スノボツアーのゲレンデだろうか。あの子と見た丸の内の淡く優しい色のイルミネーションだろうか。1人見上げた控えめに光るオリオン座だろうか。
とかく冬は長いようだが、いい匂いを感じられる時期は限られるため、気づいたら胸いっぱい空気を吸い込むことをお勧めする。

「頑張る」という言葉が嫌いだ

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頑なに張りつめることのリスク

誰かに「頑張れ」ということは、「(自分から見て)君はフニャフニャと力が入っていないから、もっとカッチカチに力こめてやれ」の言い換えのケースがままある。身も心もカッチカチに張りつめると、一時的にパフォーマンスが向上するものの、長期的には心身のケガにつながるリスクが高い。再起不能になったときに「頑張れ」と言った本人は責任なんてとらない。

柔よく剛を制すところをあまり見ない

頑張って成功したもの(剛のもの、マッチョ)は常に世に憚っている。体育会系がゴリゴリ物事を進め、ハードワークしまくったカリスマ経営者の成功譚の本がたくさん売れ、ジャイアンは今日ものび太に歌を聴かせる。しなやかに、摩擦しないように飄々と自分のペースで生きている人は、あまり表にでることはないのでいつだって少数派だ。もしそういう生き方で表にでてきている人は、違うタイプのマッチョなだけだ。

自分にできるのは人の話をただ聞くことだけ

何か相談をうけたり、不甲斐ない結果を渡されても、決して「もっと頑張れ」なんて言わないようにしている。アドバイス、説教、おせっかいの言葉をグッと飲み込んで、その人をなるべく肯定してあげるのが、アンチ「頑張れ」族の活動のひとつだ。

小心者はトイレの個室でストレッチ

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座り仕事を日々している皆様お疲れ様。ネットでいろんなストレッチのやり方を見つけても、自席やオフィスの片隅で堂々とストレッチするのって気恥ずかしい。
そうだ、トイレの個室でストレッチしよう。

人目をはばからず、存分に伸ばせる

若干スペースが狭いながらも、思う存分伸ばしたいとこをを伸ばせるのは魅力。深呼吸すると臭いのはご愛嬌。ズボンからシャツがベロンとでても、気にしないでよい。

肩を伸ばそう

  1. 両手を壁か、便器奥の棚につく。
  2. 尻を突き出し、顔を下に向け、胸を地面側に近づけるように肩と背中を伸ばそう。
ちょっといやらしい態勢だと考えてもらえれば正解。顔を便器に向けることで、やや匂いが強まるがご愛嬌。
参考ページ↓

脇を伸ばそう

  1. 立つか座るかどちらでも。背筋を伸ばす
  2. 両手を頭の後ろに組む
  3. そのまま天井に向かって手を伸ばす。手のひらは合わせて指をピンと伸ばす
  4. カラダが前後にねじれないようにして、左右いずれかに倒す。脇がすごい伸びる
鼻から深い呼吸をするのがストレッチでは効果的だが、場所的に口呼吸でセーフとする。

腰を捻ろう

  1. 便器に座る。背筋を伸ばす
  2. 背骨が尻から首までまんべんなくまわっていくイメージで、後ろを向きながらねじる。
  3. 壁や後ろの棚を活用すると固い人もけっこうねじれる

あまり長時間やるとドアの外で、般若みたいな表情の人が待ってるかもしれないので気をつけよう。
それではよいストレッチライフを!