趣味がない。

雑談。

0か1かしか見えない人にグラデーションを見せる

会社に行くか行かないか、目標に向かって頑張るか頑張らないか、他人と同質であるか全くのオリジナルであるか。
色んな場面でゼロイチで悩む場面は多い。ただ悩むことや選んだ極端な結果で苦しんでしまう人には周りが、0.1〜0.9のグラデーションの価値観や世界を見せてあげるのがよい。自分で体現するもよし、こんな生き方考え方してる人がいると紹介するもよし。
壮大な風景で人生観が変わる人もいるが、自分のちっぽけさを感じると同時に自然の多様性やグラデーションを理屈じゃなく感じることができるからじゃないだろうか。
個人的に1番身近で手軽に体感できるグラデーションは夜明け前の空。早起きしてひとっ走りして河原とか広いところにいくべし。今だとだいぶん寒いが、境目のない空をおおいに堪能できるはず。
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カレンダーとシールで三日坊主を卒業

小さい頃からコツコツ物事を続けるのが苦手だった。テスト勉強は一週間ないし三日前くらいから、ガーッと詰め込んで、テスト後キレイさっぱり忘れる、短期記憶依存型の学生だった。
大人になっても、性格が変わることはなく、時間が捻出できないという言い訳が増えたぶん、新しいことが長く続いたためしがない。
30半ばを過ぎて、酒や焼肉の許容量は減るくせに、脇腹から背中の贅肉はその勢力を徐々に拡大しつつある。そうだ、運動しよう。

ランニング怖い

学生の頃はバスケ部だったため、運動そのものには抵抗がない。ただ何年か前に今回同様思いたって、一気に走りまくった結果、足の裏が死ぬほど痛い状態になって走らなくなったトラウマがある。

カレンダー、シール作戦

うちの子供が100円ショップのシールを、嬉々としてあちこちに貼ってるのを見て、走った日にシール貼ったら達成感あるかなと思い、やってみた。
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これがなかなか楽しく、1月は計13回60キロ弱を走ることに成功した。(24-29は旅行などでお休みしてた)カレンダーにシールを貼ると、次にいつ走ろうかという気持ちになる。距離と時間の計測のため携帯にRuntasticというアプリを入れてるが、物理的に目に触れるものが進捗として分かる強さがカレンダーとシールにはある。シールが可愛すぎるのはほっておいてほしい。

蛇足

その他気をつけたこと。
  • 朝起きてすぐ走れるように、ジャージ、靴下、ライトなどを床に広げておく(セルに吸収されたあとみたいな状態)
  • ランニングは初心者の身体を痛めつけてると思い、1日おきに走ることにした
なお、調子にのって今朝少し長め速めに走ったら、少し足の裏が痛くなった。2月以降も続くのか、自分に乞うご期待。

東京の月明かりでも影はできる

新年始まってから朝少しだけ走っている。5時半スタート6時ゴールの5キロ弱。今の時期、日の出よりもかなり早いので、ほぼ真っ暗である。
何年か前に買った黒いジャージの上下と軍手、LEDライトといういでたちで今朝も家をでた。
しばらく走って、いつもの河川敷にさしかかる。街灯もないのでだいぶん暗い。日の出の時間にさしかかれば、素敵な空のグラデーションを見られるのに。ただ今日はLEDライト以外に自分の影をつくる輩がいた。
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月だ。ほぼ満月で煌々と光る月が、予想外にくっきりと河川敷に影を作っている。月明かりで影ができるのを見たのは、大学生の貧乏旅行で長野・上高地近くの山中で車中泊したときと、ハワイ・カウアイ島でドライブしたときだけだ。
都内にもそんな瞬間が訪れるのだ、という喜びだけで気だるい金曜日をやり過ごせそうな予感。

負けないことの強さ

負けない投資という話があったので、負けないことが、強いあるいは大事であるということについて書く。

成功者は失敗するが、負けてなかった

成功した起業家の本をパラパラめくると、たいてい苦労談やピンチがあり、それを乗り越えて糧にして大きく成功したという記載がある。生き残るスキル体力運などの要因はあるにせよ、彼らは失敗しても決して「負けなかった」のではないか。周囲から見てどう見ても「負け」なのに、「失敗」なだけで「まだ負けてない」とあきらめなかった。負けを認めたらそこで気持ちも折れて、手も打てずに敗戦処理に入るところを、いつか必ず自分が勝つと根拠なく盲信できた奴が生き残ったんじゃないか。
負けないで もう少し 最後まで走り抜けて
負けないこと 投げ出さないこと 逃げ出さないこと 信じ抜くこと ダメになりそうなとき それが一番大事

消極的な負けない生き方も賛美したい

普通に大学に行って、就職して、粛々とそこそこ働いて、心も身体も壊さぬようにやり過ごす。そんな「平凡でツマラナイ」生き方も負けない戦略としては大いにアリだと思う。ある層に根強い「成功するべし、金持ちになるべし」という同調圧力にはたいへん辟易しておるので、勝つ気がないのではなく、負けない戦略をとっているのだよと心に留めることで、いらぬ心のザワザワをおさえることにしている。

柱を蹴った男

ある混み合った地下鉄の乗り換え駅のこと。乗り換えるホームに向かうと、その男が歩いていた。くたびれた黒いパンツにユニクロの薄いダウンをまとい、フリースのネットウォーマーからは調節用ゴム紐が飛び出している。
ガン。
ホームの階段に向かうルート上にある太い柱を男が蹴った。おそらく蹴ってしまった。なぜなら
「おお、悪かった」
とばかりに、柱を軽くなでてからホームに向かったのである。きっと悪くない男なのだろうなと、勝手に決めつけいつもの号車の列に並んだ。

人ごみを横切るときのコツ

スクランブル交差点や、混み合う駅の構内などを突っ切るときは、人にぶつからないよう気を使うのでとても疲れる。真正面からきた相手と同じ方向に避けあって、気まずい想いをするのも嫌だ。
そんなときは、同じ方向に向かうブロッカーについていくことをオススメする。筋肉の塊同士がぶつかり合うアメフトでは、ボールを持って走るプレイヤーを先導しつつ、タックルしてくる敵をブロックして走路を切り開くリードブロックというプレーがある。

このように人ごみを物ともせず、突っ切れる勇敢な人(ブロッカー)のあとをスネ夫よろしくついていくと、ストレスなく人ごみを切り抜けることが可能だ。あまりブロッカーに近づきすぎると、ふいに立ち止まられたときに、オカマを掘ってしまうのでご注意を。

冬の空気の匂いについて

冬の空気の匂いが好きだ。
よどんだ空気の電車を降りて、駅の改札をでて、風邪予防のマスクをとれば、新鮮な冷たい空気を味わえる。鼻から息を吸い込めば、空気の冷たさが、おでこや後頭部の温度を少しだけ下げて、すっきりさせる効果がある。
夏は暑く湿っぽい空気だし、春は冬の名残で秋は冬の予感でしかないので、冬の空気がやはり一番いい。
冬の空気の匂いで思い起こされるのは、どの記憶だろうか。友人と行った弾丸スノボツアーのゲレンデだろうか。あの子と見た丸の内の淡く優しい色のイルミネーションだろうか。1人見上げた控えめに光るオリオン座だろうか。
とかく冬は長いようだが、いい匂いを感じられる時期は限られるため、気づいたら胸いっぱい空気を吸い込むことをお勧めする。