2018-06-11 本の詩集の下半分 谷川俊太郎の詩集を読んでいる。詩の一行は短く下半分は主に空っぽだ。こんなにスペースがあるのだから二段組にしたらと思ったが、詩集らしさが消えてしまう。 詩集に必要なのは空白だ。スッと息を吐いて味わうためのスキマなのだ。紙面のムダがぎゅうぎゅう詰めの毎日に必要なのだ。 電子版の詩集だとスキマが少なくて、味わいが変わるのかななんて考えながら、電車に揺られて家に帰る。