趣味がない。

雑談。

自分の興味、観測範囲の外にあるものを取り入れる

最近アイデアの出し方(主にビジネス的なもの)について、よく考える。自分の専門は金融とITなので、いわゆるFintech周辺に関わっているのだけど、近隣のエンジニアや顧客と会話しても、なかなか「これはアツい」みたいなタネを見つけずらい。
そういうプランを練る訓練が足りないのは言わずもがなだが、そもそもインプットの質と量に課題があるのでは、と感じている。
糸井重里宮本茂(マリオ作った人)との対談でも、「いいメシ食ってなきゃ、いいうんこはでない」というくだりがあったが、まさしくその通り。
では「いいメシ」はどうやって探して食べるのか。それはタイトルに書いた通り、自分には一見関係ない分野、人、ものからヒントを得ることが、遠いようで近道かと。アイデアや創造とは、既存のものの組み合わせだとしてみれば、いかに他の人が組み合わせを思いつかなかったり、ためらったりするような幅広いカードを、まずは持つことが有益だと思う。
しばらく会ってない他部署の同期、大学高校の友達、他社と合同の研修など、畑違いの人と場所に接触する機会を意識して作らなきゃなあ。

職業の道楽化

人生の最大幸福はその職業の道楽化にある。 富も名誉も美衣美食も、職業道楽の愉快さには遠く及ばない。
上記の言葉を残したのは、本多静六という人である。詳しくはWikipediaに譲るが、日比谷公園作った「日本の公園の父」で、給料の四分の一を貯蓄、株式投資して、100億くらい財をなしたけど、贅沢せず、ほとんど寄付した人らしい。

高杉晋作の「おもしろき こともなき世をおもしろく」に近いものを感じるフレーズ。道楽化ていう響きがいい感じ。
本多さんは職業の道楽化のためには勉強して努力せよ、と説いているが、自分でやる場合にはプロセスに分けてこう進めたい。
  1. 自分の職業のタスク、ミッションを楽しめる部分と楽しめない部分に分解する
  2. 楽しめない部分から遠ざかる、あるいは人手をかけなくて済むように標準化、ルーチン化する
  3. 楽しめる部分をもっと楽しくするにはどうすればいいか考える(ここで勉強が必要そう)
  4. 楽しくするための行動の仲間を職場で見つけて自分を盛り上げる
だいたい難しいのが2と4。2をクリアしないと3以降の体力を捻出できないし、4がないと心が折れたり反対する人に潰される。「何仕事に関係ないことやってんだ」的なやつで。
道楽をやるための、遊び心の火を自分と職場にうまく着火できて、またその結果をブログのネタにできたらいいなあ。

現実世界に強いことはこれから市場価値になる

ポケモンGOが大人中心に人気ですが、拡張現実、仮想現実のデバイスとコンテンツがこれからどんどん充実してきて、慣れきった人は以下のような能力が退化(不要になる?)するかもしれません。

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直接面と向かって会話、依頼、交渉する力
→プライベートはおろかビジネスの場でもほとんど人と会わずに完結する業務範囲が増えるため。
自分の見え方(髪型、ファッション)をコーディネートする力
→拡張現実により、誰かからの見え方はコントロールできるため。(少し古いですが、攻殻機動隊笑い男を思い出しますね)
などなど。
こうなってくると古来からの対面チャネルの果たす役割は、ビジネスの意味合いからすると面積は小さくなれど、濃度密度はとても大きくなる気がします。
直接対面で、現実世界でリアルに取得した一次情報、情報の「鮮度」が勝負を分けることが増加するため、そのためのスキルを持った人材が重宝され、そのスキル育成パッケージが小さいながらもビジネスとして存続しそう。
 
ごちゃごちゃになってしまったけど、テクノロジーが大きく人と人の繋がりを変えるのであれば、そのビックウエーブにうまく乗るのも良いけど、逆ばりのスキルやビジネスもけっこういいかもな、てだけです。以上。
 
 

ポケモンの話より、マリオの話をしよう。

小さいころ、ファミコンだけはうちにあった。おそらく兄がねだったのであろう、初めてのソフトは名作スーパーマリオブラザーズ。まだわけのわからない年頃だった俺は、面白半分に兄に持たされたコントローラーで、ステージ1-1の冒頭で何度も何度もクリボーに突撃しては死に、を繰り返した。

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Aボタンを押してジャンプすることを知らなかったのだ。わりといい勢いでクリボーに突っ込んでいったので、きっとBダッシュだけは教わったのだろう。ただファミコンに触らせてもらって、なんとなく満足した俺。繰り返し死ぬマリオを見て(たぶん)笑っていた兄。二段ベッドのあるじゅうたん敷きの、せまい部屋でのあいまいな思い出。
 
大人になって、目の前のことに手いっぱいなときは、ただ猛然とクリボーBダッシュして突っ込んでるのに似ている。ジャンプしてよけてもいいのに。戦わなくても、コインとらなくてもゴールできるのに。視野が狭くなったが最後、いつかBダッシュだけでクリボーを打ち破れると信じて、何度も同じことを繰り返しがち。
 
大人の世界ではたまにすげーBダッシュで、全てを打ち倒す人がいるけど、レアケース。俺はふわふわとジャンプしたりしなかったりして毎日を過ごしていくわ。
 

男はいつ父親になるんだろう

ふと、そう思って考えてみた。

「そりゃ嫁さんが妊娠して、おぎゃあと生まれれば父親だよね」
「でも自覚がでるのは、パパ、父ちゃん、と我が子に呼ばれたときか」
「教育費のために、節約しはじめたときかもな」
 

少し前に「そして父になる」という映画がだいぶ話題になって、周りの新米パパに「すごいよかった」「見た方がいい」と勧められつつも、まだ見ていない。TVで放映されたときに録画して見てみようかと考えたが、なにか感情が大きくマイナスに揺さぶられるような恐れを抱いてしまい、結局見れずじまいだ。何かを乗り越えなければ父親になれないような気もするし、そんな日は永遠にこないかもしれない。

 
ただ、このおチビさんにそのうち、自分がこんなことを考えている、これはよい、よくない、と心からの自分の言葉で話せるように、日々を積み上げていこうとは最近考えている。
父親道遥かなり・・
 

我が子をリマインダーとして使う

今朝でかける準備をしてたら、うちの子供がプッシュアップバーを持ってきて、
「んー!んー!」
と両手に力を込めておりました。「父ちゃん、腕立てやれよ」と解釈して、時間がない中、10回腕立てしてから家をでました。

我が子をリマインダーにしたら?

これはうまいことすると、効果的なリマインダーになるんじゃない?スマホのリマインダーと違って我が子の頼みは断りづらいし。
〈ある日〉
子「んー!んー!」
俺「おおっと、歯みがきしなきゃな」
子「んー!んー!」
俺「おお、ストレッチか」
〈次の日〉
子「‥‥(レゴ・デュプロに没頭)」
俺「‥‥」
〈数年後〉
子「父ちゃん、今日はブログ更新しないの?」
俺「こ、子供はもう寝なさい!」

おしまい。


トータルフィットネス(TotalFitness) プッシュアップバー  STT020


For Your Informationは誰あて?

仕事柄、金融やITサービスの動向について気になったニュースや、他部署の資料などを「FYI」「ご参考」のヘッダを件名につけて、メールで流したり流されたりすることがあります。
ただ、ここでいうFor Your Informationのyourは、どこの誰をさしてるのかはたいていあいまいです。曖昧にして「気になる人はチェックしてね!」て感じでしょうか。
でもその情報を流すからには、きっと「誰かに」「何か」アクションしてほしいという、漠然とした期待があるのだと思います。全部が全部そうするかは別として、
・この人に知ってもらいたい、と思うのなら、その人(またはグループ)に絞って送る
・こんなアクションできるのでは、という柔らかいアイデアがあれば、自分のコメントも添えて送る
ぐらいは心がけてやりたいところです。

結局他のメールに埋もれちゃうから、紙にだしてまわし読むとかが共有するには一番だったりして‥